イベント情報

終了 2021/2/23(火・祝) 13:30〜16:00

第28回ふくおか県民文化祭2020福岡Iブロック 文化講演会と筑前琵琶の調べ〜令和の万葉歌と阿恵官衙遺跡〜

国史跡阿恵官衙遺跡と“令和”の万葉歌を詠んだ大宰府官人たち

  • 開催期間

    2021/2/23(火・祝) 13:30〜16:00

  • 開催場所

    サンレイクかすや さくらホール 

  • 入場料

    無料

  • お問い合わせ

    福岡Iブロック協議会
    TEL:090-3016-4075
    FAX:092-938-0896

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概要

 例年県民文化祭は舞台を開催してきたが、新型コロナにより断念、別途事業の文化講演会に切り替え、文化講演とミニ舞台(子ども達の箏演奏と古典芸能・筑前琵琶の演奏)を加えたプログラムで開催した。文化講演会は、文化協会の持ち回りで地域の文化に関する講演や上演(宗像では沖の島、福津では津屋崎人形浄瑠璃上演、篠栗では篠栗新四国霊場を作った弘法大師など)を行ってきた。今回は粕屋町の国指定史跡「阿恵官衙遺跡」にスポットをあてた。

当日の状況

 会場受付では座席指定された入場整理券を持ちマスクをした人達が次々に訪れ、検温や手指の消毒をした後、指定座席に着席、静かに開演を待つ。例年の舞台開演前の華やいだ状況と全く異なる雰囲気で開演された。
 オープニングでは、今年、粕屋町文化協会の夏休み体験学習から生まれた子ども5名による箏演奏が披露された。聞くとこれが初舞台で、親達も「中止にしないで!」と願ったという。続く古代糟屋の郡庁「糟屋評(かすやのこおり)」の跡、「阿恵官衙遺跡」について、万葉の歌人・大伴旅人にまつわる話など、講師の簡潔で分かりやすい話があった。締めに筑前琵琶の第1人者米村旭翔先生と原口旭愛先生の演奏があり、万葉の昔をしのぶ一日となった。
 

まとめ

 新型コロナ蔓延で感染防止対策を国中が実施している中、「こんな時に催しをやるなんて!」という批判の声が少なからずあったが、2度の開催日変更を経ながら、「何とかして文化の灯を守る!」との強い思いで開催、予想を上回る来場者があった。11月に開催した公募美術展「第48回糟屋地区美術展」やコロナ対策を十分にとったそれぞれの文化協会主催のコンサートや芸能も成功裏に終え、地域住民に「文化協会主催だったら大丈夫!」との評価を得てきた事も成功の一因ではなかろうか。今回も地域の文化の灯を絶やすことなく、成功裏に終え、外出自粛等で鬱積した人々に安らぎの一時をもたらす事ができ、コロナ禍で活動に思い悩む文化協会にも、今後につながる催しとなった。

当日プログラム

オープニング
 子ども箏演奏(夏休み体験学習から生まれたサークル)
式典
 主催者挨拶、歓迎の挨拶
 (箱田 彰・粕屋町町長)
講演
 演題:古代の糟屋と令和の万葉歌
    “阿恵官衙遺跡”
   (国史跡指定日:令和2年3月10日)
 講師:西垣 彰博 氏
   (粕屋町教育委員会社会教育課文化財係主幹)
筑前琵琶演奏
 奏者:米村 旭翔 氏、原口 旭愛 氏
   (筑前琵琶福岡旭会)

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