イベント情報

終了 2020/12/20(日)

サザンクス筑後 あなたと世界のアートが出会う2020年 第七劇場「赤ずきん」

コロナ禍で貴重な機会となった子どもから大人まで楽しめる演劇公演

  • 開催期間

    2020/12/20(日)

  • 開催場所

    サザンクス筑後 小ホール 

  • 入場料

    一般:1,500円
    高校生以下:500円
    ※4歳未満入場不可

  • お問い合わせ

    サザンクス筑後
    TEL:0942-54-1200
    FAX:0942-54-1205

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概要

 ヨーロッパの民話が元になった有名な童話を原作に、三重を拠点に活動する第七劇場が舞台化。魔女狩りが広がった16世紀にルーツを持つと言われる「赤ずきん」が世代を超えた人間の物語として生まれ変わった。成長すること、学ぶこと、失うこと、信じること、わかり合えないこと、諦めること、忘れること、忘れられることなど、一人の人間の中に少しずつ蓄積されていく根本的な情緒の体験が、物語にシンプルな糸として編まれている。

当日の状況

 国内外で高い評価を受けている劇団「第七劇場」を三重県から招き、感染予防対策で1席おきの客席配置で2ステージ上演した。オオカミの心情も想像させる切ない物語で、美しい舞台創りに魅了された。福岡滞在期間中には、羽犬塚小学校でのコミュニケーション能力を育成する演劇アウトリーチや、サザンクス筑後でも一般向け演劇ワークショップ、子ども向けワークショップを実施。小学校でのアウトリーチでは他者との違いを認め合う内容で、「人はそれぞれ好ききらいがちがうし、相手にどうせっしたらいいかなやんでいたので、それがわかってよかったです。」と感想を寄せてくれた児童もいて、多くの子が活動を楽しみながら自分と他者には違いがあることを理解しあえたようだった。

まとめ

 今年度の大きな目玉だった「サザンクス筑後 あなたと世界のアートが出会う2020年」と銘打っての国際色豊かな演劇・音楽・パフォーマンス作品をはじめ、殆どの公演が中止となり、本公演は数少ない芸術鑑賞の機会となった。筑後市内全小学校では毎年実施している合同芸術鑑賞会も実施されなかったことから心豊かに過ごせる時間を提供したいと小学生は無料で招待した。来場者の中にはアウトリーチで出会った子どもたちと先生の姿もあり、職員が声をかけられる嬉しい場面もあった。舞台のバラシには地元、九州大谷短期大学の学生達の姿もあった。芸術創造・発信の拠点として顔の見える関係を築き芸術活動を広げていくことが地域の公共ホールの存在意義であろう。

当日プログラム

第七劇場「赤ずきん」 午前公演
開場10:15/開演11:00/終演11:50
 
第七劇場「赤ずきん」 午前公演
開場13:15/開演14:00/終演14:50

12月15日 羽犬塚小学校アウトリーチ事業
12月16日 羽犬塚小学校アウトリーチ事業
12月17日 一般向け演劇ワークショップ
12月18日 仕込み
12月19日 子ども向け演劇ワークショップ ゲネプロ

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